京丹波町バスケットボール協会理事の一瀬です。
今回の記事は、地元京丹波町の中学校、高校の部活動について書きます。
記事でどういった問題を考えるかを最初に書くと
『運動部の部活加入率を上げるにはどうすればいいか!』
という事です。
今回、地元、須知高校、蒲生野中学校に訪問して、バスケットボール部顧問の先生と少しお話をする機会がありました。
運動部の現状を聞かせてもらって、思ったことを書きます。
運動部の現状は
今回、京丹波町の中学高校のバスケ部顧問の先生とお話をする機会がありました。
その中で、話の中心になってくる話題は共通で、部員数の話になります。
現状、中高どちらのバスケットボール部も、ギリギリか今後継続できなくなるという問題です。
地元、丹波ミニバスケットボールクラブも部員の確保というか、バスケットボールを始めてくれる子供がすくなくなっているのは感じます。
中学、高校も同じで、運動部に加入する絶対数が減少しています。
中学校に関しては、部活は必修の時代から少し制限が緩くなっているみたいです。
しかも、運動部に加入する生徒よりも、文化部が溢れかけているようなお話でした。
少子化の問題をまともに食らっている現状
岸田政権が異次元の少子化対策の素案を発表したばかりですが、
田舎の小さな街の学校事情は本当に危機感を感じます。
正直、世の中の全ての事柄は、割合で考えることができます。
男女比、就職率、物販の比率など。
学校の部活動に参加する子供達も割合で決まってくる感じです。
ということは、少子化で生徒数が減っていくと、部活動に加入する生徒も減っていくのは明確です。
京都の田舎町である京丹波町の人口も年々減少しているので、
その人口から考えると子供の人数も当然減っています。
それは紛れもない現実。
でも、そういった中でも、いろんな運動部や文化部が活動を維持していこうと必死になっています。
分母が減少すれば、分子も減ります。
町内運動部、直近の課題は
少子化で子供の数が減っている現状で、運動部の人員を確保するための課題は・・・
ズバリ!
運動部への加入率を上げることです。
闇雲に勧誘活動をしたところで、興味のないことを子供達がするかといえば、
大人でもしませんよね。
加入率を上げるためには、
そもそも、どんなスポーツでも、体を動かして楽しい!と思わないと続きません。
でも、スポーツは
『体力的にきつい』
とか
『しんどい』
とかで避ける子たちが結構いるみたいです。
昔は、文化部よりも運動部の方が圧倒的に多かったように思いますが・・・
なぜ運動部の人気が減ってきたのか
なぜ運動部の加入率が減ってきたのか・・・
表現の仕方が悪いかもしれませんが、
昔はもっとアナログで、楽しいことは
自分の周りから情報を得て探していたので、
中高生の楽しみって自分の近くにしかなかった。
兄弟、友達、身内の影響が大きく、
誘われたり、勧められたり。
でも今の子達は
簡単に世の中の情報が手に入る時代になってことで
若年層が興味を示す事柄が、すぐ身近にあるかなと思います。
それは、ファッションであったり、メディア関係であったり。
楽しいことがすぐに手に入って、情報も早く手に入る。
なので、わざわざ『しんどい』思いをする運動部に入らなくても
楽しいことはあるんですよね。
それと、10年間、地元ミニバスケットボールクラブのコーチをしていて感じたことが
小学生のスポーツクラブに加入している子供本人はもちろん、それをサポートする保護者やコーチが
一生懸命に取り組むことで、中学生から運動部に入ろうとする子たちとの温度差が見えてきます。
もちろん、小学生の頃から将来の向けて専門的にスポーツ競技をやることは悪いことではないです。
でも、最近の小学生のスポーツ事情を見ていると、家族揃って一生懸命なんですよね。
私の家庭もそうでした。バスケットボールばっかり。
そんな状況を見ている、周りの子供達やお家の方からすれば、
中学校から何か運動部入って始めるとなった時に、かなりの温度差があるはずです。
「今更、○○くん、○○さんと同じスポーツを始めても」
みたいな感じです。
チームスポーツは特に。
なので、京丹波地域にはあまり馴染みのない、ソフトテニス部とかは部員多い気がします。
少し話がそれましたが、ソフトテニス部が悪いということではありませんよ。
ソフトテニスも絶対楽しいスポーツです。
中学生から何か運動部に入りたい子にとっては、始めやすい条件なんだと思います。
運動部の素晴らしさをわかってもらいたい
兎にも角にも
運動部の加入数は減ってきているのは明確だけど、スポーツが好きで頑張ってやっている子はいます。
なので、もっとスポーツで得るものの素晴らしさをわかってもらいたいのと、
何よりも、練習や試合が辛くて、結果が出なくても
『楽しい』ということを感じてもらいたい。
それを一番子供たちに伝えられるのは、
家族や友達じゃないかと思います。
スポーツって、
やってると体力的にキツイですよね。
48歳のおじさんがバスケットボールをやってます。
もう、しんどいばかりで、動けないし、シュートも入らないし、すぐどこかが痛くなるし。
失敗やミスもします。
試合にも負けたりします。
でも続けているんですね。
なぜか、
私の場合は、バスケットボールが楽しいから。
全てが楽しいんです。
京丹波町のスポーツ愛好者の皆さん!
各競技、人口減少でいろんな問題を抱えていると思います。
京丹波町のスポーツ人口率を上げるために何かできることがないか!
早急に考える時期にきていると思います。
正直、バスケットボール競技に関しても
町バスケットボール協会で考えないといけない問題なんですが、
なかなかいい案が思いつかないのが本音です。
どうしたらいいものか・・・
今回の記事は、京丹波町の中学高校の運動部事情について書きました。
京丹波町のスポーツ人口を増やして、町民が健康で楽しいスポーツライフを手にいれるために
何かできないか考えていきたいですね。
では、また。