近頃、車のエンブレムなんかをマットブラックに塗装している車を見ます。オシャレだと思うけど純正パーツじゃないみたいです。どうしてるの?
エンブレムなんかをマットブラックに塗装している車ありますよね。
純正パーツではないものなので、特別に塗装してあるのですが、
【ラバーペイント】というスプレー塗料を使うと簡単にできます。
その特徴とエンブレムの塗装手順を紹介します。
思ったより簡単にできるので、この記事を最後まで読んでチャレンジして下さい。
✔︎本記事の内容
・ラバーペイントの特徴
・エンブレムをマットブラックに塗装する手順
・before→after
・塗装の動画
・エンブレムをマットブラックに塗装する手順
・before→after
・塗装の動画
ラバーペイントの特徴
まず、ラバーペイントとは
塗ってはがせる、液体ゴム塗装ができるスプレーです。
重ね塗りをすることで、綺麗に塗装ができて、綺麗に剥がすこともできます。
【塗装できるもの】
セラミック・ガラス・プラスチック(一部を除く)・鉄・ステンレスなど
表面がツルッとしているものなら、ほとんどのものに使用できます。
【使用できない素材】
プラスチック(PE、PP、ポリエチレン、ポリカーボネート、塩化ビニール等)の撥水処理加工がされている素材は使用できません。
おそらく、塗料がうまく乗らないためだと思います。
その他、表面がざらついていたり、浸透性の素材は着色はできますが剥がせないのでご注意を。
エンブレムをマットブラックに塗装する手順
今回は、スズキハスラーのフロントエンブレムを塗装してみます。
純正のエンブレムはメッキ仕上げなんですが、【マットブラック】に塗装してオシャレに仕上げたいと思います。
手順は以下の通り。
・手順① エンブレムを洗う
・手順② 脱脂する
・手順③ マスキングをする
・手順④ 塗装をする
・手順⑤ マスキングをとる
・手順⑥ いらないラバーをめくって仕上げる
・手順② 脱脂する
・手順③ マスキングをする
・手順④ 塗装をする
・手順⑤ マスキングをとる
・手順⑥ いらないラバーをめくって仕上げる
順に、注意することやポイントを説明します。
手順① エンブレムを洗う
まず、塗装するエンブレムとその周辺を中性洗剤で洗います。
しっかり、ホコリと汚れを落とします。
洗った後は、綺麗なタオル・キッチンペーパーなどで水分を拭き取ります。
手順② 脱脂をする
脱脂、いわゆる塗装面の脂分をとる作業です。
市販の脱脂スプレーがあればそれで。
今回は持ち合わせていなかったので、パーツクリーナーで代用しました。
リアゲートのスズキエンブレムも塗装したんですが、1箇所塗装が乗りにくいところがあって苦労しました。おそらく脱脂がうまくできていなかったのが原因です。何回か塗装を重ねたら目立たなくなりましたが、
しっかり、脱脂作業はしたほうがいいです。
手順③ マスキングをする
乾くと剥がせるスプレーなのでざっとこんな感じのマスキングでOKです。
マスキングテープはホームセンターで安価で売ってます。
手順④ 塗装をする
ラバーペイントで塗装をしていきます。
最初の1回目は、薄く塗りましょう。
思ったよりも色がつきませんが大丈夫です。
5分〜10分乾かして、2回目の塗装をします。
2回目からは、垂れない程度に少し濃いめに塗装します。
乾いたら3回目。
この作業を5回〜6回程度繰り返します。
塗装が乾いたかどうかは、最終的に剥がすのでエンブレム以外の場所を触れてみてください。
手順⑤ マスキングをとる
完全に塗装が乾いたら、マスキングをとっていきます。
最初に剥がすときは、結構緊張します。でも、大丈夫です。ゆっくり取っていきます。
手順⑥ いらないラバーをめくって仕上げます
エンブレム周りのいらないラバーをめくっていきます。
本当にうまくエンブレムだけ塗装できるのか心配になりますが、
エンブレムとボディの間に隙間があるので、思っている以上に簡単、綺麗に剥がすことができます。
指で剥がせない細かいところは、爪楊枝を使うと綺麗に剥がせます。
before→after
ちょっとオシャレに
仕上がりはこんな感じになりました。
before
after
実際にやってみると、意外に簡単にできてしまいます。
失敗しても剥がせるのが嬉しいです。
コツは、しっかり重ね塗りをして、頑丈なラバー面にすること
薄い塗装だと、剥がしにくくなると思われます。
塗装の動画
今回
ラバーペイントでエンブレムをマットブラックした手順を動画にもしてみたのでよかったらご視聴ください。