どーも。iSN(一瀬素人農園)の一瀬です。
家庭菜園を始めて5年。
気がつけば、虫と天気の話をしている時間のほうが、スマホ触ってる時間より長くなってました。
今回は、そんな畑ライフの中で出会った“にんにく界の優等生”——新にんにくについての話です。
「にんにくって食べたら次の日にくさいでしょ?」
…その常識、新にんにくには通用しないかもしれません。
新にんにくって、そもそもなに?
新にんにくとは、収穫してすぐのフレッシュな状態のにんにくのこと。
スーパーに並んでいるカラッカラの「乾燥にんにく」とは違って、水分をたっぷり含んだ柔らかい状態です。
皮も薄くて剥きやすく、手でちょっと押したらスルッと出てくる。
香りもまろやかで、まるで“おだやかなにんにく”とでも呼びたくなる存在感。
食べても翌日に臭くならない説は本当?
実際に、うちで採れた新にんにくを夫婦2人で食べて確かめてみました。
- 夕食に1個分の新にんにくを油で揚げ焼き
- ビールも一緒に飲んでご機嫌
- 夜は普通に寝て、翌朝…
→ におわない!
料理長(嫁)「え?ほんまにあんだけ食べた?全然わからん」
自分「うん、これは事件かもしれん…」
職場でも
自分「昨日、にんにく結構食べたんやけど・・・わかる?」
同僚「全然、わからないです」
すっげ!
なぜ新にんにくは臭いが残らないのか?
いろいろ調べてみたところ、どうやらこんな理由があるようです。
1. アリシン(におい成分)が少ない
乾燥にんにくは、時間をかけて熟成されることで、あの強烈な香りを放つ「アリシン」が多く発生します。
でも新にんにくは、まだこの成分が少ない状態。だから香りも優しく、体内に残りにくい。
2. みずみずしいから消化が早い
柔らかくて水分が多い新にんにくは、消化もスムーズ。
その結果、翌朝にはにおい成分も体の外に出てしまう、というわけです。
家庭菜園でも簡単!新にんにくのおすすめ調理法
個人的イチオシは、ホイル焼き。
- 皮付きにんにくの頭を切る
- アルミホイルの上に乗せて、にんにくの中にオリーブオイルを流し入れて、外側にもかける
- そのままアルミホイルに包む
- トースターや魚焼きグリルで15〜20分焼くだけ
- 中はとろっとろ、甘みすら感じる味わいに
焼き加減はお好みで。大きさで変わると思います。
ちょっと塩かけて、バター落として食べると、酒が進みます。
(飲みすぎ注意)
新にんにくは“人に会う日の前日でもOK”なにんにく
正直、家庭菜園を始めるまでは「にんにく=翌日アウト」と思ってました。
でもこの“新”のやつは違う。まさににんにく界のフレッシュマン。
金曜夜でも、会議前日でも、にんにく欲を満たせるのは、ありがたい。
おわりに:50歳から始めた畑で気づいた、にんにくのやさしさ
畑をいじるまでは、野菜ってスーパーで買うものだったし、
にんにくは「ちょっと入れる薬味」くらいのイメージでした。
でも自分で育てて、自分で掘って、食べてみたら、こんなにも味も香りも違う。
そして、次の日くさくない。
新にんにく、すごいです。
それではまた。
iSNの一瀬でした。